クラウド型(ネットワーク型)デジタルサイネージ導入のメリットとデメリット
クラウド型(ネットワーク型)デジタルサイネージとは、一言でいうと通信機能を持ったデジタルサイネージの事です。
スタンドアロン型は使い方のハードルは低いのですが、通信機能が無いので使用用途は限定されます。
しかしクラウド型(ネットワーク型)は通信を通じて様々な配信ができるので、一段と利用シーンの幅が広がります。
導入に向いているのは、スーパーや飲食店などのチェーン店や大規模な施設など多面展開企業です。
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ネットワーク型デジタルサイネージのメリット
複数店舗の経営において、1店舗づつコンテンツの配信担当者を常駐させ管理するのはとても非効率的だと言えます。
クラウド型(ネットワーク型)サイネージを導入すると、一箇所(本部など)で一括管理、遠隔操作でコンテンツの変更を行えるので、作業時間(手間)の削減、人件費の削減が可能となります。
クラウド型(ネットワーク型)サイネージ運用にはどんな利点があるか具体的にご説明します。
・時間と手間を大幅に削減
ディスプレイ設置場所にわざわざ出向かなくても、離れた場所にある管理用パソコンからサイネージ複数台を一括管理、コンテンツ更新も可能です。
大規模ネットワークシステムを利用すれば管理規模も数百台となります。
(移動体通信の5G規格が実現すれば、映像なども瞬時に送ることができるようになります。)
・配信コンテンツの差し替えが便利
ディスプレイごとに違う情報コンテンツを配信する事が可能なので、店舗ごとに特色を生かしたそれぞれのコンテンツを表示するのに便利です。
例えば、店舗にて臨時セールを急遽開催する場合なども、管理部でコンテンツを作成し配信。とタイムリーに動く事ができます。
・スケ―ジュールを設定
表示切替えの日時設定をすることで、予め放映したい日時を決めてコンテンツ表示ができます。
・多彩なコンテンツに対応
自社コンテンツだけではなく、緊急ニュース、天気予報などの情報コンテンツも配信が可能です。
ネットワーク型デジタルサイネージのデメリット
ネットワーク環境が整っていない場合は、環境整備費用がかかります。
今のご時世、ネットがつながっていない環境はほとんどないのでかかる費用は、月々のインターネット使用料がメインとなります。
金額でいうと月額6,000円程度かと思われます。
また管理用パソコンなども必要となりますが、企業で使用しているパソコンを管理用で使用するのであれば、費用は抑えられます。
総合的に考えると導入時に費用はかかるものの、断然メリットの方が大きいです。
トータルコストを抑える
ネットワーク型デジタルサイネージ導入に必要なもの
導入に必要な機器など以下の通りリストアップしました。
・ディスプレイ
必要に応じてディスプレイ用設置台、イーゼルなどを購入
・ネットワーク環境
ネットワーク環境は有線LAN、WiFi、4G等がありますが、4G環境を利用する場合はモバイルルーターを用意する必要があります。
・管理用パソコン
既存のパソコンを使用する事も可能です。
・セットトップボックス(STB)
ディスプレイにSTBの機能が内蔵されているタイプのものもありますので、制限や操作の仕様をよくご確認ください。
・ネットワーク構築費
まとめ
この様にネットワーク型デジタルサイネージは汎用性があり大変に便利です。
導入が盛んに進む理由が分かります。
導入したのに有効活用できないなどの問題をかかえないよう、導入前に利用シーンを徹底的に研究、シュミレーションすることをお薦めします。
費用対効果を最大限活かせる製品の導入を、ぜひご検討ください。