大型LEDビジョンの気になる価格 ~デジタルサイネージとの比較~
一般的にLEDビジョンは高い、そして設置も大変というイメージがあるようです。
たしかに既存の固定看板より高額になります。
それでも近年はますます導入が進んでいます。
その理由は何より、費用対効果の高さが歴然だということにあると思います。
初期導入費用は高額ですがメリットの方がはるかに多いのです。
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- 1.LEDビジョンの優れた4つの効果
- 2.魅力的な価格帯
- 3.IOT連動のLEDビジョン登場
- 4.まとめ
LEDビジョンの優れた4つの効果
LEDビジョンは、既存看板に比べてどんな優れた効果があるのでしょう。
1.情報量の豊富さ
既存看板の情報量に比べてLEDビジョンに盛り込める情報量は比べ物になりません。
数年前までは営業時間やメニューなど流れる文字を表示していたLED看板ですが、現在のLEDビジョンはとんでもないくらい進化しています。
文字の壁を超え、画像はもちろん動画コンテンツもきれいに表示します。
以下は最近、韓国ソウル市内の世界最大級のLEDスクリーン映像です。
技術進歩とデザインの素晴らしさは圧巻です。
集客ツールとしての単なる看板という域を超えプロモーション、CM放映の役割を果たしているとも言えます。
最近では、インプレッションをベースにOOH広告のLEDビジョンも登場し注目をあびています。
2.ハイスペック
画像の鮮やかさを表す解像度も上がり、ピッチ数も小さなものがどんどん出てきています。
屋外用デジタルサイネージでは必須条件の輝度も、6000~8000カンデラ(一般液晶TVは400カンデラ)と申し分ない明るさです。
※ピッチや輝度に関しては以下の記事をご参照ください。
3.サイズ、形状のカスタマイズ
パネルユニット複数枚を組み合せて製作するLEDビジョンは、設置スペースに応じてサイズを自由にカスタマイズできます。これはサイズが予め決まっているデジタルサイネージと明らかに違う点です。
パネルユニットの組合せで、縦長や横長、カーブなど様々な形状構成が可能となります。
4.メンテナンスがしやすい
ではメンテナンス時の作業について見てみましょう。
デジタルサイネージの場合は、パネルが損傷してしまったり、不具合により交換が必要になるとパネルの全体交換になります。
この点、LEDビジョンはデジタルサイネージとは違い不具合部分のモジュール、電源基盤等の交換のみで済んでしまいます。
最小部位の取り外し、交換だけでメンテが終了するので、費用も最小限度しか掛からないという事です。
したがってLED表示機のメンテ費用、修理費用は低コストで済みます。
ただ念頭に置かなければならないのは、高所に設置している場合などは作業に専用車両や人員が必要になります。
魅力的な価格帯
前置きが長くなりましたが、ここから本題です。
興味はあるが値段が高いと思っていらっしゃる方も多いようなので、サイネージと比べて相場感をざっくり見ていきたいと思います。
ここでは100インチ(2209㎜×1240㎜)を見本に取り上げてみることにします。
既存のLEDビジョンの構成は、本体(専用分電盤の設置)、コントローラー、STB/PCです。
導入にあたって必要な費用項目は以下の通りです。
① 本体購入費用
② STB/PC費用
③ コントローラー費用
④ 本体設置・輸送費用
本体とはモジュールを装着したユニットボックスを重ね合わせたものです。
その際には必要となる固定枠(別途必要になる鉄骨資材)も製作します。
大型になればなるほど費用は高額になります。
本体の価格を一般的な機種で見積もると以下の通りです。(100インチ程度を想定したあくまで参考価格)
屋外設置仕様 3.91ピッチモジュールを採用したLED表示機:220万円程度
同サイズのデジタルサイネージはいくらになるのでしょう。
・8Kを採用した120インチサイズのサイネージ(シャープ製):1450万円程度
※FHDパネル及びに4Kパネル仕様のサイネージはありません。
・受注生産(8Kパネル)86型(ソニー):196万円程度
このようにLCDを採用した100インチのデジタルサイネージは完全カスタマイズで作るので、当然価格も跳ね上がります。
余談ですが、中国製で100インチに近い98インチパネルを採用したデジタルサイネージがあります。
フルハイビジョン仕様ではありますが、輸入費用が高額、メンテ等を考慮した場合、重量がありすぎるので特別な施設の構築が必要になる等々、運用においては現実的ではありません。
この様に購入の際はまず本体のみの購入価格を端的に見るのではなく、費用対効果、ランニングコストなど全体的な導入コストを算出して決めましょう。
98インチを超えたサイズのデジタルサイネージの導入をお考えの場合は、LED表示機の導入も同時に検討される事をぜひお薦めします。
IOT連動のLEDビジョン登場
弊社のVISシリーズを取り上げてみます。
まず本体にSTB、コントローラーが本体に内蔵されているので、別途購入費用がかかりません。
また軽量であるため、設置費が少額で済みます。
なぜ軽量だと設置費用が少額で済むかというと、重量がある製品の場合はその分作業員数が多く必要となるほか、設置場所が高所の場合はユニック車両、クレーン車などが必要となります。設置場所補強にも別途予算が必要になります。
しかし軽量だと作業員数も少人数で済みます。
軽量なVISシリーズはワンタッチで設置が可能なので、設置費が格段割安になります。
小ユニットだと一人で設置可能です。(5段階のシンプル設置)
だからと言って本体価格が他社製品に比べ高額な訳ではありません。
他社製品に比べると10~20%お安い価格帯になります。
※重量の比較
200㎝ × 200㎝になると16kgの差になります。
他社:16ユニット×8kg=128kg
弊社:8ユニット×14kg=112kg
128kg-112kg=16kg
また、VISシリーズは視認性をあげるための情報コンテンツも無料で提供させていただいております。
軽量、低価格、無料コンテンツ、無料テンプレート、スマートフォンでコンテンツ作成、管理といいこと尽くめです。導入されたお客さまは大変喜ばれます。
使用が簡単という事で年々導入実績も増えております。
まとめ
製品の導入にあたって色々調べていくと、様々な仕様の製品がある事でしょう。
自社の使用方法にあった製品を選定するのはたやすいことではありません。
専門業者はその点様々な製品性能を熟知しているので、参考に意見を聞いてみてください。
補足ですが屋外LEDビジョンを導入する際は設置目的、場所に加えて各地域行政が定める条例に従って設置しなければなりませんので、この場合は専門業者にぜひご相談ください。