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【コロナ禍の飲食店編】サイネージで店舗看板シェア

コロナの収束が中々見えない中、各種業界では生き残りをかけた模索が続いています。

なかでも厳しい規制を受け大打撃の飲食店は、店舗を縮小したりテイクアウト形式に業態変更するなど、生き残るため大変な努力を続けられています。

今回はデジタルサイネージ、LEDビジョンをうまく活用し店舗の二毛作を実現した飲食店を見ることにしましょう。

目次[非表示]

  1. 1.ひとつの店舗が昼夜で違う店舗を運営
  2. 2.シェアリング効果
  3. 3.生き残る為の二毛作営業
  4. 4.まとめ

ひとつの店舗が昼夜で違う店舗を運営

興味深い記事が目に止まりました。
【夕刊フジ×キイストン  飲食業新時代への挑戦】※https://www.zakzak.co.jp/eco/news/210619/ecn2106190001-n1.html  参照
今回はコロナ自粛の影響で3分の1を閉店したカスタマーズディライト(東京都江東区、中村隆介社長)。

厳選された素材をオリジナルメニューとサービスで全国(12ブランド)展開する企業です。

経営が苦しいなか、1店舗で時間別に2つのお店を営業できないかと思案、実現されたこの店舗では、1台のデジタルサイネージ導入で2つの店舗看板を瞬時に変えることに成功しました。

専用アプリを使って看板の切替えを行っているのは、同グループ会社のイーストアプランニングが手がけたものだそうです。

シェアリング効果

先ほども述べましたがコロナの影響で、複数店経営の飲食店は店舗数縮小、もしくは業態変更など方針転換を進めています。

また1店舗運営の企業でも、他店舗と利用時間帯(昼と夜)を分けて店舗を共同利用するなど、店舗共有施策も進んでいます。

しかしこういった場合、2店舗の看板を一つの看板で賄うことはなかなか難しいでしょう。
もともとあった看板を活かし、後から入った店舗は簡易的な看板を作るという方法もありますが、これでは訴求効果が中々表れにくいでしょう。

そこで記事にもあったように、デジタルサイネージ(またはLEDビジョン)が活躍します。

設置したデジタルサイネージ(LEDビジョン)看板は、スケジュール管理で二つの店舗の看板とメニュー、サービス情報を簡単に切り変える事ができます。

USB仕様は、使い方も難しくなくそれぞれの店舗の看板、メニュー、流したいコンテンツをUSBに保存しデジタルサイネージに差し込むだけです。

各店舗のUSBを別々に用意して差し替える、またスケジュール管理ができるSTBをセットすれば、自動で設定時間帯に看板コンテンツが切替わります。

店舗、キッチン、看板をシェアし必要経費の軽減で経営体力を蓄える、コロナ禍が過ぎてもコロナと共存する時代はこれが当たり前のモデルになるかも知れません。

生き残る為の二毛作営業

以前から飲食店では二毛作営業ビジネスが注目されてきました。

ピークタイム以外はお客が入らないので店を閉めるのではなく、違う分野の飲食店がその時間を活用する―そのような運営形態が進んできていました。

もちろんいいこと尽くめではなく、メリット・デメリットがあります。
以下に詳細を見てみましょう。

【メリット】

・閉店時間を有効活用し収入につながる

・食品ロスにつながる

・客層が広がる


【デメリット】

・店舗イメージがくずれる恐れがある

・シェアをする上で細かいトラブル発生が予想される

デメリット部分は事前準備で、ある程度リスク回避が可能だと思います。

お決まりのパターンで、昼はランチ営業や宅配弁当、夜はバーや居酒屋。
または昼は物販店、夜はワインバーなど、もしくは平日昼はコワーキングスペースやオフィス、夜間・休日はカフェバーなど異業種でも可能性が広がります。

異業種の相乗効果も相まって昼のお客が夜も来店する、そのようないい効果を期待したいところです。


まとめ

掲載記事から伺えたこと

現在はシェアハウス、シェアオフィス、カーシェア、シェアサイクルなど幅広いシェアサービスがあります。


ニューノーマル時代・コロナとの共存時代の今後は、店舗にも普及しますます加速していく事が予想されます。
新しい発想で困難に立ち向かう企業にとって、デジタルサイネージなどデジタル製品が役に立てればと思います。


ビザテック・コーポレート

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