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サイネージは修理できる!?トラブル時の対処法

近年デジタルサイネージの普及が飛躍的に進み、街なかのあらゆる場所でデジタルサイネージを見かけるようになりました。

と同時に最近は製品に何らかしらのトラブル、不具合が出ておられる企業、店舗様からの問い合わせ件数が増加傾向にあります。

販売業者と連絡が付かない、保証期間を過ぎたので対応できないと言われ困り果てた末のご相談が寄せられています。

弊社はデジタルサイネージ販売当初からアフターサービス部門を設置し、販売のみならずアフターサービス、修理にも力を入れております。生産国である中国、韓国メーカーと密に連携、情報を得る事でサイネージに対する知見、知識を深め製品のアフター面においてお客様のご満足を得られるよう努力しています。

この間、多くのお客様へのトラブル対処経験を踏まえ、購入した製品を少しでも長くお使いになっていただくための参考になればと思い対処法をまとめました。

目次[非表示]

  1. 1.不具合症状のトップ3
  2. 2.電源が入らない
  3. 3.映像は映っているが色味がおかしい、画面が真っ暗で何も映らない
  4. 4.サイネージを転倒させてしまった、ガラスが割れた
  5. 5.特殊なケース(番外編)
  6. 6.売ってからが始まり
  7. 7.まとめ

不具合症状のトップ3


よく寄せられるデジタルサイネージの不具合、トラブルの症状は以下の3つです。

①    電源が入らない

②    映像は映っているが色味がおかしい、画面が真っ暗で何も映らない

③    サイネージを転倒させてしまった、ガラスが割れた

等です。

個々の対処法については次の通りです。

あてはまる場合には、一度対処法をお試しください。

電源が入らない


屋内設置型サイネージの場合

基本の基本ですが、サイネージの電源コードがコンセントから外れているというのが一番の要因でした。

延長コードでつないでいる場合は、お客様自身が「何処の電源コンセントに差し込んだか忘れている」事が多い様です。また電源供給元のコンセントが何らかの形で「埋まっている」、「見えない」状態など何らかの事情で差込みコンセントが不明な状況です。

飲食店やアパレル店などでは設置した担当者と毎日サイネージを出し入れする担当者が異なるため、申し送りの不備、長年の慣れなどで供給元のコンセントがどこにあるか分からないケースが多々ありました。

屋外設置型サイネージの場合

屋外設置型の場合は、電源コンセントの破損が不点灯の最も多い理由でした。毎日サイネージを出し入れしている間に破損する傾向が多いです。いわゆる断線です。

屋外設置型サイネージの本体電源コードは長くても2mが適切です。

しかしながら殆どのお客様は通りから良く見える場所にサイネージを置きたいという理由で、電源コードを無理に引っ張ってしまいます。

また、電源コードが外れない様に様々な案を「施されます」これが「断線」の要因となってしまう場合もあります。

断線は火災などの危険もあるので、定期的にコード、コンセント差込口の確認をお願いします。


映像は映っているが色味がおかしい、画面が真っ暗で何も映らない


この症状についてはほとんどが、サイネージ本体に装着されている「コンテンツ再生装置」の不具合です。

再生装置が完全に故障している場合は交換をします。

しかし、必ず故障しているとも限りませんので、先ずは以下の対処法を施してみる事をお薦めします。

USB再生モデルの場合→USBを新しい物に交換する事で直る場合があります。

Androidモデルの場合→ファームウェアの再インストールで直る事があります。

※ファームウェアは製造メーカーに問い合わせて入手してください。

上記対処をしても改善されない場合は再生装置の交換をすれば直ることが多いです。


サイネージを転倒させてしまった、ガラスが割れた


言うまでもなくガラス交換をいたします。

街中に多く出回っている中国製・韓国製のサイネージは「強化ガラス」を使用しております。

「強化ガラス」が割れるほどの衝撃で想定できる事は、何かの事由でサイネージが倒れたことがまず考えられます。

サイネージが倒れ、ガラス割れたときはあせらず先ずはゆっくりとサイネージを起こして下さい。

全面にヒビが入りますが、ガラスが飛び散る事はありません。

起こした際に気をつける事は、絶対にガラス面を押したり、突っついたりしないで下さい。

強化ガラスは「飛散」しない代わりに「固まり」となって落下してしまいます。

本体外側に落下するのは良しとしても、内側に落下した場合はパネル面をキズ付ける事があります。そうなってしまうと「ガラス交換」だけでは済まずに「パネル交換」も必要となってしまいます。

こうなるともはや修理程度ではなく、新品を購入する位の費用がかかってしまいます。

特殊なケース(番外編)

製造メーカー不明のこんな修理事案もありました。


32インチ屋外壁掛け設置パネル(輝度700カンデラ)サイネージの修理ケース

お客様からのご依頼をうけ、現地調査へ。

5年前に設置したサイネージだと言う事でした。

販売代理店に連絡を入れたところ、サイネージを取り扱っていた部署は閉鎖したので「対応が出来無い」と告げられてしまい、どこか修理を受けてくれる業者はいないかとネットで探されていたそうです。

販売代理店でせめてサイネージの製造メーカーを教えて下さいと聞いても「分かりません。ご容赦下さい。」と電話を切られてしまったそうで、「ネットで探しに探してやっと御社のサイトに辿り着きました」とひっ迫されたご様子でした。


メーカーも分からず、取扱い説明書も無い状況でしたので、所見しても何が問題なのかさっぱり分からない状況でした。

製品の隅ずみまで見た結果、サイネージ基盤の後にある「MADE IN CHINA」との記しを発見し、中国製という事は分かりました。

そこで修理が可能かどうがを見るため、お客様の了解を得て不具合を起こした「32インチ屋外壁掛け設置パネル輝度700カンデラサイネージ」を預かる事にしました。

そして診断を下す為の作業を開始。

製品全部をバラして、一つ一つ原因を究明して行きました。

結果、32インチパネルの経年劣化による「不点灯」でした。

屋内用であれば弊社に取り揃えている部品で賄えましたが、今回のサイネージは「屋外壁掛け設置仕様」と言う事と店舗壁面に埋め込み形で設置された「屋外設置用の特注ケース」製品だったため、そのケース内に収まる部品でないと修理が完了出来無いと言う難点に直面しました。

そこで弊社が共同保有している中国のデジタルサイネージ製造工場に連絡を取り、ケース内に収まる部品を調達し、遂に修理完了の運びとなりました。

お客様からサイネージをお預かりして約1ヶ月後の事でした。

これは弊社が扱う案件の中では、「長期」に渡る検証修理案件になりました。

もちろんお客様は大変に喜ばれいました。

売ってからが始まり

およそ十年の間、デジタルサイネージを販売してきた弊社としては、サイネージは売ってからがお客様との関係が始まると思っています。

その思いは、修理依頼をされてこられるお客さまの声を聞けば聞くほど痛感してます。

「安い製品を購入できたけれどアフターメンテが無いとは購入時には分からなかった」、「まだ使える様なのに諦めるしかない状況がもどかしい」とお悩みを聞きます。

弊社で修理出来るデジタルサイネージは中国製と韓国製に限ります。日本製は修理出来ません。そもそも日本製はあまり壊れません。

しかし現時点では屋内自立型、屋外設置型タイプで日本製の既成モデルは存在しません。全てオーダーメイドの特注品です。

反面、中国製と韓国製は全て既製品モデルです。

弊社は全ての屋内・屋外設置タイプ既製品モデルを修理しております。製造メーカーが不明のサイネージもトライ価値はあります。


まとめ

日本国内に置いての中国製、韓国製デジタルサイネージの流通は輸入業者が仕入れて、販売業者が販売します。当たり前なのですが、ここに最大の落とし穴が潜んでいます。

要するに「商社系」の販売ルートで購入されたお客様は「アフターメンテ」を受けにくい、または受けれないという事です。

ここで言う「商社系」販売ルートとは、格安でネット販売をしている店舗を称します。安く仕入れて、安く販売している企業です。

したがって手間暇のかかるアフターサービスは基本的に行っておりません。ましてや、修理はしません。

最悪の場合、安くするので再度購入して下さいと促されます。(1年保証は行っているはずですが)

ご購入の際にはネット販売のサイトに掲載されている「契約条項」を良く読んでみる事を推奨します。「保証する気が無い」と言うニュアンスの「恐ろしい文言」が記載されいるケースが多いようです。

ちなみに弊社は中国製と韓国製の修理用各種パーツが取り揃えてあります。また、足りないパーツは共同保有デジタルサイネージ製造工場から取り寄せています。どの様な修理案件に対しても向き合い対応します。


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