建設現場の仮囲いで利用されるデジタルサイネージとは?
建設現場は近隣住民にとって決して喜ばれるものではありません。大きな工事音や粉塵、大型トラックの通行など、生活に大きな支障が生じるからです。
しかし、建設現場と住民は共存していくしかありません。住民に現場の理解を得るために、デジタルサイネージを設置するケースが増えています。
例えば建築物の完成イメージの動画を流すことで、未来の姿を感じてもらいます。また、工事スケジュールを掲示して、どのような工事を行う予定かをお知らせします。
それだけでは現場の一方的な発信になってしまいます。住民の方に有益となる情報(天気予報やニュースの配信・健康対策など)を挟むことで、より思いやりのある情報掲示が可能になります。
仮囲いにデジタルサイネージを設置することは、企業のイメージを損ねず、近隣住民との関係性を保つことが目的なのです。
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建設現場の仮囲いに使用するデジタルサイネージは液晶ディスプレイ一択!?
建設現場の仮囲い用デジタルサイネージで使用される表示機器は、屋外用の液晶ディスプレイをおすすめしています。
解像度の悪いLEDビジョンだと、大画面にしてドットを増やす必要性があり、あまり適しているとは言えません。ただし大きなテキスト文字のみの表示なら対応可能です。
しかし工事スケジュールや簡単な文字情報だけの発信で、近隣住民の理解が向上するでしょうか?様々な有益情報を見やすく表示させるためにも、仮囲いのデジタルサイネージには、液晶ディスプレイをおすすめしています。
大切なのは近隣住民への「思いやり」です。住民側の立場(見る側)になって考えると、どちらが良いかは考えるまでもありません。
もしも100インチを超えるような大画面を仮囲いに設置する場合には、LEDビジョンを検討してもよいでしょう。
仮囲いのデジタルサイネージに液晶ディスプレイをおすすめする理由
仮囲い用のデジタルサイネージは、55インチ前後の液晶が良く選ばれています。画面は大きいに越したことはありません。
しかし、あまり画面を大きくすると目立ちすぎて逆にイメージを損ねてしまう可能性があります。
LEDビジョンと異なり液晶は、 画面の表現力が高いため、小さい画面でもきれいな映像を流すことができます。住民に正しく現場を理解してもらうためには液晶ディスプレイが適当なのです。
液晶ディスプレイを採用することで様々なコンテンツ配信に対応し、発信力や利用価値がさらに高まります。
LEDビジョンは仮囲い用のデジタルサイネージに適さない?
LEDビジョンはドットの数が少なく、小さな画面だと表現力が極端に悪くなります。家庭用のテレビやパソコンモニターにLEDビジョンがないのは、その画面サイズだと画質が悪すぎるからなのです。
LEDビジョンは画面面積を大きくすることでドットの数が増え、表現力が増すようになります。また、近くよりも遠くの人に情報発信する場合に向いています。
LEDビジョンの基本的な考え方は、例えばスタジアムの電光掲示板のような大きな画面で、遠く離れた人からも視認性が高い情報発信を目的としています。そのため仮囲いのデジタルサイネージとしては不適格であると言えます。
ただし、例外的に100インチを超えるような大画面を設置する場合、テキスト文字だけのコンテンツ配信をする場合には検討の余地があります。
仮囲いへのデジタルサイネージ設置方法とその特徴
仮囲いへのデジタルサイネージ設置は、単管を組んでクランプで取り付けをするのが一般的です。
通信を用いて現場の事務所内から表示内容を遠隔操作する場合には、ルーターや通信機器をデジタルサイネージに内蔵したり、防水ボックス内に収納します。
屋外用の液晶ディスプレイは5mm厚ほどある強化ガラスで画面が保護されています。もちろん防水・防塵性能を有しており、雨や粉塵の中でも安定した運用が可能です。
直射日光の下でも視認性を保つ高輝度の液晶パネルを使用しているので、日中でも見やすい仕様となっています。
建設現場の仮囲いにデジタルサイネージは必要か?
建設現場の仮囲いには定められた標識を掲げる義務があります。例えば建設業の許可票や施工体系図です。しかしそのような情報に近隣住民は全く興味がありません。
国が定めた法律に従って掲示されているに過ぎず、工事関係者にとっては必要な事項かもしれませんが、住民に注目されることはまずないでしょう。
仮囲いのデジタルサイネージは、近隣住民の理解を得るために設置するものです。流すコンテンツを間違えると他の標識と同じように、見られることのないものになってしまいます。
ただ、ここで考えたいのが仮囲いに限らず、我々はデジタルサイネージを注目して見るか否か、ということです。興味のないコンテンツが流れても注目することはまずありません。
例えば気になっている商品のCMだったり、信号待ちでニュースや天気予報が流れていると見入ることが時にあります。
要するに興味のあることには注目をするが、興味のないことには見向きもしないということです。近隣住民が必要とする情報、興味を持ってもらえるようなコンテンツが用意できるかどうかがポイントです。
現場の完成イメージや工事スケジュールの合間に天気やニュースを織り交ぜることで、より注目度の高い、近隣住民にも役立つデジタルサイネージになるでしょう。
交通安全や体調管理、犯罪防止のコンテンツも効果的ではないでしょうか?少しでも現場に良いイメージを持ってもらえるように考える必要があります。
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東京都台東区にあるビザテック株式会社は、建設現場のデジタルサイネージを専門に扱う部署を持つ企業です。全国に建設現場の仮囲い用デジタルサイネージの設置実績があります。
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仮囲い用のデジタルサイネージと合わせて、朝礼看板用のデジタルサイネージも取り扱っていますので、セットで導入いただくことも可能です。
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工事現場仮囲い用デジタルサイネージ レンタルの事例
■建設現場の仮囲いにデジタルサイネージを埋め込み
https://visatech.co.jp/case/karikakoi
■建設現場の仮囲い掲示板をデジタルサイネージ化
https://visatech.co.jp/case/kajimakarikakoi
■有線環境での仮囲いデジタルサイネージの運用
https://visatech.co.jp/case/mit
■マンション建設の現場に屋外用デジタルサイネージの設置
https://visatech.co.jp/case/karikakoi/sagami