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建設現場の朝礼看板で利用されるデジタルサイネージとそのメリットとは?


建設現場には朝礼会場が設けられ、そこで朝礼を行うことで一日がスタートします。

会場には「朝礼看板」というものが設置され、注意事項やスローガンを貼り付けて作業員への告知を行います。

しかしながら張り紙やポスターのようなアナログコンテンツでは、リアルタイムに情報を変更できなかったり、表示内容の変更にも時間やコストがかかることがデメリットでした。

そこで登場したのが「デジタルサイネージ」です。朝礼看板をデジタル化することで、建設現場の朝礼が画期的に変わったのです。

私達が駅や商業施設でよく見かけるデジタルサイネージの多くは、広告が流れていたりニュースや天気予報の情報提供に使用されていますが、実は建設現場でも使用されることがスタンダードになりつつあるのです。

目次[非表示]

  1. 1.建設現場の朝礼看板に使用されるデジタルサイネージとは?
    1. 1.1.液晶(LCD)
    2. 1.2.LEDビジョン
    3. 1.3.まとめ
  2. 2.建設現場の朝礼看板にデジタルサイネージを使用するメリット
    1. 2.1.タブレットとの連携で情報の伝達をスムーズに
    2. 2.2.参加者の理解度が向上
    3. 2.3.現場の安全確保に寄与
  3. 3.朝礼看板の設置方法について
  4. 4.建設現場の朝礼看板でに設置されるデジタルサイネージの主な利用方法
    1. 4.1.タブレット(iPad)との連携
    2. 4.2.天気予報の表示
    3. 4.3.注意喚起
  5. 5.建設現場の朝礼看板にデジタルサイネージを設置依頼する業者の選定方法
  6. 6.建設現場朝礼用デジタルサイネージ レンタルの事例

建設現場の朝礼看板に使用されるデジタルサイネージとは?

建設現場の朝礼看板用デジタルサイネージで使用される表示機器は、主に「液晶」と「LEDビジョン」になります。現場の規模や状況、朝礼参加人数などを考慮してどちらにするかを決定します。

朝日の下でも何が映っているのか、しっかりと目視できる必要があるため、プロジェクターを朝礼看板として利用することはありません。

液晶(LCD)

液晶は我々にとって最もポピュラーな映像表示機です。しかし、我々がよく目にする液晶とは少し違うものを建設現場の朝礼看板では使用します。

その違いとは何なのでしょうか?答えは「明るさ」です。

スマートフォンも液晶を使用していますが、直射日光の下で見たときに画面が暗くて見えづらいことがあります。

画面の明るさが太陽の光に負けてしまうため、暗く感じてしまうのです。打ち上げ花火を昼間に上げても見えなかったり、明るい部屋でプロジェクターを投影しても見えにくいのと同じ原理です。

そのため朝礼看板で使用する液晶画面は、太陽光に負けない明るさを発揮できるようにカスタマイズされています。画面の明るさを示す指標としてcd/㎡(カンデラ)というものがあります。

テレビなどの一般的に室内で使用するものが約200~400cd/㎡であることに対して、朝礼看板用の液晶は2000cd/㎡以上のものを使用します。

液晶のデメリットは「大きさに制限がある」ことと、「反射が起こる」ことです。

液晶画面は大きくても80~100インチ程度になります。なので大規模な朝礼会場だと、後方の参加者には画面が小さくて何が映っているか理解できない場合があります。

また、屋外に設置する液晶は強化ガラスで液晶を保護しています。東に画面を向けると朝日の反射で画面が見えにくいことがあります。

そのため、朝礼看板に液晶を利用するシチュエーションとすれば、数十人単位が集まる会場で、朝日の直射を受けない設置場所であることが条件になります。


LEDビジョン

LEDビジョンはビルの壁面や屋上、スタジアムの電光掲示板としても利用される大画面の構築が可能です。LEDビジョンは下の写真のような「LEDパネル」を組み合わせて構成します。


一枚のLEDパネルは縦横が数十センチ程度の大きさですが、これをタイルのように並べて好きな大きさに仕上げることができます。

LEDビジョンはとても明るいことと反射が起きないことがメリットです。直射日光を受けても視認性の高い画面で、参加者全員が表示内容を理解することができます。

液晶と異なり好きな大きさの画面が作れるので、100人以上が参加する大規模な朝礼会場でも効果が発揮できます。

また、日光の影響を考慮する必要がないので、現場のどのような場所でも視認しやすいことが特徴です。

従ってLEDビジョンは大規模な朝礼会場や、東向きで朝日の直射を受けるような朝礼看板でも使用することができます。


まとめ

建設現場の朝礼看板にデジタルサイネージを設置する場合には、会場の規模や参加人数、朝日の直射を受けるか受けないかを考慮して最適な映像表示機を選定しましょう。

数十人程度が参加する中小規模の朝礼会場で、朝日の直射日光を受けない場所には液晶を設置するのが良いでしょう。大規模な会場や、朝日の直射の影響がある場所ではLEDビジョンの設置が適しています。


建設現場の朝礼看板にデジタルサイネージを使用するメリット

建設現場の朝礼看板にデジタルサイネージを設置するメリットは「情報伝達がスムーズにできること」、「参加者の理解度が上がること」、「現場の安全確保に寄与すること」です。


タブレットとの連携で情報の伝達をスムーズに

建設現場にとって朝礼は非常に重要なイベントです。皆が一日の流れをしっかりと把握して、工事をスタートしないといけません。しかしながらダラダラと時間をかけてしまうと、現場の士気にも影響が出てしまいます。

朝礼看板のデジタルサイネージで最も利用価値があるのが「タブレットとの連携」です。タブレットの画面をデジタルサイネージに表示することができます。

その日の工程や図面を一瞬のうちに共有することができるので、スムーズな情報伝達が可能になります。一日のスタートをスムーズに気持ちよく迎えることができます。


参加者の理解度が向上

口頭だけではなく目視できるコンテンツを画面に表示することで、朝礼参加者の理解度が上がります。工事の図面や注意事項を合わせて映し出せば、より理解度が上がり、質問事項も減らすことができます。

毎朝行う体操も、お手本映像を流すことで正しい体操を行う補助になります。朝礼で作業員の理解度を向上させ、疑念を減らすことで正しい工事を行うためのサポートを行います。


現場の安全確保に寄与

建設現場で最も重要なことのひとつに「無事故の実現・怪我や体調管理の徹底」があります。デジタルサイネージは現場の安全確保にも役立ちます。

朝礼で正しい工程を理解することもそうですが、朝礼時以外にも熱中症に対する注意喚起や天候の情報、風速等のリアルタイムコンテンツを表示して作業員の安全や体調管理を促します。

「ご安全に!」が建設現場の挨拶であるように、現場の安全を確保することはとても重要なことです。デジタルサイネージの利用でより安全な現場を目指しましょう。


朝礼看板の設置方法について

建設現場の朝礼台は単管で作られることが多いため、デジタルサイネージは単管クランプを使用して簡単に取り付けることができます。状況にもよりますが、ほとんどの場合に設置作業は1日で終了します。

デジタルサイネージ以外の看板との兼ね合いを考え、ベストな位置にデジタルサイネージを設置するようにしましょう。


建設現場の朝礼看板でに設置されるデジタルサイネージの主な利用方法

それでは建設現場の朝礼看板用のデジタルサイネージの主な利用方法を紹介します。より良い現場環境を目指すために参考にしてください。


タブレット(iPad)との連携

デジタルサイネージにタブレット端末の画面をミラーリングすることで、リアルタイムで表示コンテンツの切り替えが可能になります。主に朝礼時の工事内容の説明や図面の表示、注意事項の可視化が目的になります。

タブレットとの連携には「AppleTV」というデバイスを用います。デジタルサイネージ側にAppleTVを接続し、朝礼進行者が持つタブレット端末と無線で接続するだけで簡単に使用することができます。


天気予報の表示

朝礼時以外には天気予報を表示して、現場作業員の安全や工程管理に役立てます。地域を限定した天気予報(例えば〇〇県〇〇市の天気予報のみ表示)の配信サービスがあります。

天気情報をリアルタイムに把握することで、その日の工事の進め方や作業員の体調管理に役立ちます。

ミニパソコンや小型STBなどの通信できる機器とインターネット環境が必要となります。朝礼会場がWi-Fi環境内にない場合は防水ボックス内にルーターと通信機器を仕込むことで利用できるようになります。


注意喚起

現場内の注意事項や水分補給を促すコンテンツを常に表示させ、可視化することで現場の安全確保を目指します。

デジタルサイネージは限られた画面スペースにはなりますが、様々な情報を入れ替わり表示することができるので、たくさんの注意事項をわかりやすく表示することができます。

こちらも基本的には通信を用いて利用しますが、USBに保存したコンテンツをローカルで繰り返し表示させることもできます。


建設現場の朝礼看板にデジタルサイネージを設置依頼する業者の選定方法


建設現場の朝礼看板にデジタルサイネージを導入する場合に重要なことは、「細やかでスピーディな対応ができる納入対応業者である」ことです。

建設現場の朝礼会場は雨ざらしで粉塵が舞い、寒暖差の激しい屋外環境になります。なので機器のトラブルが生じることは珍しいことではありません。

異常の際にはフットワーク良く駆け付け、的確な対応ができる業者であることが好ましいです。そこで必要なのが「経験と腕」になってきます。

近年は建設現場の朝礼看板にデジタルサイネージを設置することがポピュラーになり、専門で扱う対応業者が増えたため、設置事例が豊富な業者を選定するのが良いでしょう。

「デジタルサイネージでやりたいこと」を実現できるかも大きなポイントです。設置前に何がしたいかを明確に伝えて、明確な答えを出してくれる会社がおすすめです。

最後に検討材料にしたいのが「価格」です。複数の候補の中から対応レベルにさほど差がない場合には、価格を優先するのも有りです。

また、建設現場の朝礼用デジタルサイネージには一括購入やレンタル、リースなどの様々な支払い方法がありますので、希望の支払い方法に対応してくれるかを確認しておきましょう。

ビザテックでは建設現場用の朝礼看板用デジタルサイネージを多数納入実績があります。もしよろしければ弊社にもぜひお声がけをいただけますと幸いです。

建設現場朝礼用デジタルサイネージ レンタルの事例

■建設現場朝礼看板の大画面化で安全を確保
https://visatech.co.jp/case/kensetsu

■建設現場の屋外朝礼会場の掲示板を液晶化
https://visatech.co.jp/case/75inch

■LEDビジョンを建設現場朝礼看板に採用
https://visatech.co.jp/case/200inch_construction

■建設現場の朝礼看板用サイネージをミラーリング
https://visatech.co.jp/case/kouji_mirroring

■ 建設現場の朝礼看板を液晶マルチサイネージ化
​​​​​​​https://visatech.co.jp/case/kajimahamamatsu2022


ビザテック・コーポレート

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